私の苦手な食材、それは、
鶏のむね肉
である。
もも肉は、しっとりとした感じで大好き、唐揚げはもちろん、ステーキにしたり、野菜炒めにしたり、餃子に入れてみたり、色々と使うが、むね肉はどうも苦手。
パサパサした感じで、思いつく料理が棒棒鶏以外に無いし。私の御用達のお店、水郷のとりやさん、以前も紹介したが、そこを覗くたびに、むね肉のところはいつも避けるように見ない。
と思っていたところ、妻が安さにつられて(100g48円)、巨大な物を2枚も買ってきた!!(゜Д゜))マヂ!!!
どうしようかと悩み、色々なレシピを読んでみた。CookPadを読みながら、人によっては上手に使っているもんだと感心する。色々と変わったレシピもあるようだ。
あ、そういえば、私のBlogPet、SnowWhiteが「今日はたまごの日」と言っていたので、「むね肉一気に使ってしまえ」作戦で
・親子丼
・棒棒鶏
をやってみることにした。おつゆは
・八つ頭のお澄まし
で行く。
<<以下、口調は敬体>>
【材料】
※二人分で書いてありますが、分量は人数や好みで変えて下さい。書いてある分量はあくまでも目安です。
鶏のむね肉 一枚
玉ねぎ 半個(長ネギでも可 一本)
春菊 (あれば) 二茎
みつば (あれば) 適宜
生たまご 二個
ご飯
サラダに使える冷蔵庫に残っている野菜 適宜
八つ頭 大きいと思うので、適当な大きさに切って。 適宜
かまぼこ お澄ましに入れます。適当な薄さ、大きさに切って。 適宜
【調味料】
塩
料理酒
みりん
濃口醤油
薄口醤油
ごま
ごま油
お酢
だし汁
【下ごしらえ】
1. むね肉
ぶ厚い部分は、横から包丁を入れて、適当な厚さに切ります。そのあと、口の大きさに適当な幅に切ります。
※ 親子丼用と棒棒鶏用のむね肉を用意する訳ですが、大きさをここで決めずにおきます。蒸した後で手で裂きます。※
2. 玉ねぎ
棒棒鶏にも使おうと思っているので、厚めに切った親子丼用と薄く切った棒棒鶏用と切り分けます。棒棒鶏用の玉ねぎは冷水にさらしておきます。
2.-1 長ネギの場合
親子丼用には、斜めに、お澄まし用には薄い輪切りにしておきます。
3. たまご
ボウルなどに割り入れ、溶いておきます。
4. みつば
あくまでもアクセントですので、適当な大きさに切って水にさらしておきます。
5. 春菊
火を入れますが、茎の部分は小さめに、葉の部分はざっくりと切って下さい。
6. 八つ頭
泥を洗って、使う分だけ切り分けます。残った部分はラップでピッチリ包んで冷蔵庫に入れて下さい。使う部分は皮を剥いて、適当な大きさに切って(面倒臭くなかったら面取りして)下さい。
7. かまぼこ
適当な厚さ、大きさに切っておきます。
8. 棒棒鶏用の野菜
出来るだけ千切りを基本にして切って下さい。キャベツは冷水にさらしておくと、シャキッとした食感で美味しくなります。
【作ります】
※全部いっぺんに時系列を追って書きます※
1. 八つ頭を茹でます。
お鍋にヒタヒタの水とお塩を少し、それと八つ頭を入れて、水から茹でて下さい。竹串などが、スーッと入るくらいの堅さに茹でて下さい。茹で上がったら、ざるにあげておきます。
2. 鶏のむね肉を蒸します。
むね肉には塩を振っておきます。お皿などに料理酒を敷いてその上にむね肉を置き、全体的に白っぽくなるまで蒸して下さい。
ここで親子丼の分のむね肉を取り出します。
残りは完全に火が通るまで蒸しきり、お皿から取り出します。お皿に残ったおつゆは、もったいないので取っておきます。後で親子丼に使います。
3. だし汁を作っておきます。
少し親子丼用を別にしておきます。
残りはお澄ましになりますので、薄口醤油とお塩で味付けを。絶対濃口醤油は使わないように。真っ黒けっけのお澄ましになってしまいます。
4. むね肉を手で裂きます。
2.で蒸したむね肉を、親子丼用、棒棒鶏用に裂きます。大きさは任せます。
5. 棒棒鶏用のドレッシングを作ります。
濃口醤油と塩、砂糖を混ぜゴマ油で味を整えます。味付けが決まったら、白ゴマを振っておきます。
6. 親子丼を作ります。
6.-1 小さ目の鍋にだし汁、むね肉を蒸した際のおつゆ、みりん、薄口醤油を入れ、沸騰させます。甘みを強くしたい場合は砂糖を入れて構いません。ただ、基本は薄口醤油で調整して下さい。
6.-2 弱火にして、玉ねぎと春菊を入れます。玉ねぎは味がしみて色が変わるくらい、春菊はしんなりするくらいに煮ます。
6.-3 そのタイミングで裂いておいたむね肉を入れて更に煮ます。
6.-4 むね肉の色も変わってきた頃くらいで、溶いておいたたまごをもう一回溶きなおして、鍋全体に「ツーーーッ」とゆっくり廻すように流し込みます。
6.-5 たまごがプルプルとして来た頃に火を止めます。たまごの硬さはご自由に加減して下さい。
6.-6 丼に注いでおいたご飯の上に鍋底からすくうように盛ります。
6.-7 三つ葉を載せて完成。
7. お澄ましを用意します。
お椀に八つ頭とかまぼこを入れて、おつゆを注ぎ、葱を振ります。葱の代わりに三つ葉でもいいと思います。
8. 棒棒鶏を用意します。
切った野菜を水を切って皿に盛り、4.で裂いておいたむね肉を、フンワカと盛ります。用意しておいたドレッシングをかけて完成。
【ワンポイント】
・この流れのツボはむね肉を蒸すあたりです。私は蒸し器を持っていないので、写真のような、金属性の万能蒸し器を使っていますが、蓋をキッチリ、布巾などで隙間を塞いで蒸気が漏れないようにして下さい。
たまに蓋を空けてむね肉の様子を見るのは全く構いません。
・むね肉は一度蒸してあるので、親子丼で味をしみこませるときは注意して下さい。「場立ち」(火をつけたままその場を離れること)は厳禁です。
・たまごはフォークで溶くと手早く、フンワリ溶けます。
・八つ頭の代わりに里芋、山芋を輪切りにしたものでもイケます。
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